第57回定期大会の挨拶

会長に就任し、皆様のご支援ご協力により1期目2年間を無事に務めさせていただき、令和7年8月8日千葉県税理士政治連盟の第57回定期大会を迎えることが出来ました。感謝申し上げます。
今年の定期大会は、7月20日に参議院選挙があり8月の開催となりました。
今大会は野田佳彦立憲民主党代表、平木大作公明党千葉県代表、東秀優日本税理士政治連盟会長を初めとして近隣単位会の会長・幹事長、及び茂木浩千葉県税理士会会長、関連諸団体長、そして会員206名の出席をいただき盛大に開催することが出来ました。
執行部提案の議案全てが原案通り可決承認され、新役員のもと新年度のスタートをすることになりました。退任された役員
の方々には、心より感謝申し上げます。また、議案につき質問・貴重なご意見をいただきましたことありがとうございます。
大会後の国政報告会では、当日の自民党両院総会と重なり、自民党議員の出席が難しく、神谷俊一市長と立憲民主党の議員からご報告をいただきました。例年より丁寧なご報告となり、会員からは内容がとても良かったとの言葉もいただきました。
今年の懇親会は昨年同様、支部・後援会を主体とし議員を囲んでの形式で大変盛り上がりました。席上では熊谷俊人千葉県知事、長浜博行議員、臼井正一議員、渡辺博道元復興大臣、田宮寿人9区支部長よりご挨拶をいただき、各後援会のご協力により充実した楽しい時間を過ごすことが出来ました。
令和7年度の重要課題は、会員数の減少に歯止めをかけること(組織率の低迷解消)とそれに伴う財政状態の悪化の改善となります。課題を解決すべく、少しでも多く新規登録会員・転入会員・未入会の会員に接し、本連盟の活動の趣旨を理解していただくよう努力を重ねていきます。
本連盟の目的は「税理士の社会的、経済的地位の向上を図るとともに、納税者のための税理士制度及び租税制度並びに税務行政を確立するため必要な政治活動を行うこと」とあります。納税者のための活動であり、結果として税理士の社会的、経済的な向上に繋がると理解しています。
本連盟の重要な活動に「後援会との協力」があります。後援会を通してしっかりと国会議員の先生方をご支援していきたい
と思います。後援会の主な活動には選挙時の応援、総会の開催、被後援者との勉強会・情報交換等交流会の開催があります。後援会会員以外の参加を促すことにより、被後援者の支援者を一人でも多くし、後援会の活性化を図っていただきたいと思います。会員の皆様におかれましては、殆どの支部に後援会がありますので、後援会活動に一緒に参加されては如何でしょうか。
会員皆様のご支援により令和7年度税制改正法案は要望項目のうち、中小企業者等の法人税率特例の延長等が実現されました。要望実現のためには政治の力が不可欠となります。今後とも推薦国会議員の皆様には、要望実現のため、お力添えをいただけるよう心よりお願い申し上げます。
令和8年度の税制改正要望は
①消費税の軽減税率制度を廃止し、単一税率制度に戻す
②インボイス制度導入に伴う各種特例措置について適用期限を延長すべき
③雑損控除の適用につき「特定非常災害により生じた損失」について控除の順番を見直すべき
他となります。詳細は千葉県税理士会調査研究部からのご報告をご確認ください。
令和7年7月末から8月上旬にかけ、後援会の皆様のご協力により令和8年度の税制改正要望を被後援者議員の方々に説明を行い、理解を深める活動を行いました。そして、令和7年10月2日に、衆議院及び参議院議員会館において一斉陳情を行う予定です。このように千葉県税政連が一丸となって陳情することはとても重要です。陳情に参加していただきますよう会員の皆様、後援会の皆様にお願い申し上げます。
最後に、皆様のご健勝を祈念申し上げますと共に、第57回定期大会のご挨拶とさせていただきます。
千葉県税理士政治連盟
会長 美保 哲夫