第57回定期大会を迎えて

 第57回千葉県税理士政治連盟の定期大会を迎えるにあたりご挨拶を申し上げます。 
 会員の皆様には、日頃より千葉県税理士政治連盟の活動に対し、深いご理解とご協力をいただき心より感謝申し上げます。
 昨年開催した第56回定期大会から1年が過ぎました。懇親会では国会議員等の後援会・各支部を主体とし議員との交流を深めるよう変更して開催させていただきました。今回は8月の開催となります。引き続きよろしくお願いします。
 さて、千葉県税理士政治連盟の令和7年度税制改正要望を求める活動につきましては、令和6年7月から8月上旬にかけて税理士による国会議員後援会の皆様の協力をいただき個別に国会議員に対して税制改正要望の陳情を行いました。そして、令和6年9月25日、衆議院及び参議院議員会館において一斉陳情を行いました。陳情当日は衆議院会館大会議室に集まった千葉県税理士政治連盟の会員及び税理士による国会議員後援会の皆様の前で多くの国会議員の方よりご挨拶をいただいております。このように千葉県税政連が一丸となって陳情することはとても重要です。陳情に参加していただいた会員の皆様、後援会の皆様には心より感謝申し上げます。
 令和7年度税制改正要望事項の5項目のうち「中小企業者等の法人税率の特例について延長すること」等が決定しました。
 税理士による国会議員等の後援会は現在24会あります。昨年の衆議員選挙では多くの推薦議員が当選しております。推薦議員である齋藤健議員及び小林鷹之議員が自民党税制調査会のインナーに就任、野田佳彦議員が立憲民主党の代表に就任するなど多くの議員が活躍しております。また、令和6年9月24日の税理士による熊谷俊人後援会の総会に多数の会員が出席し、盛大に開催し、今年の知事選挙において2期目の当選に繋がったことは、記憶に新しいところです。
 税理士会の要望実現のためには政治の力が不可欠です。後援会の皆様には、国会議員等との勉強会・情報交換等交流会を開催し、後援会会員以外の参加を促すことにより、国会議員等の支援者を一人でも多く増やすようにするなど、後援会の活性化を図っていただきたいと思います。会員の皆様には更なるお力添えをいただけるよう心よりお願い申し上げます。
 近年の千葉県税理士政治連盟の最大の課題は、会員数の減少とそれに伴う財政状態の悪化です。この会員減少の傾向は千葉県に限らず、全国の単位税政連でも大変大きな問題となっております。税政連は、建議権のある税理士会の要望実現のための政治活動をする組織であり、税理士会とは表裏一体の関係にあります。
税政連の組織率の低下は税理士会の組織弱体化に繋がりかねない共通の問題として懸念されます。今後は、税理士会との情報交換や協力体制の構築など更なる連携が必要と考えています。
 最後に、定期大会においても会員皆様からの活発なご意見をいただき、実り多い大会となりますようお願い申し上げ、第57回定期大会を前にしてのご挨拶とさせていただきますと共に、皆様のご健勝を祈念申し上げます。 

千葉県税理士政治連盟
会長 美保 哲夫

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